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January 09, 2007

長い長い手紙を読みました。

3ヶ月かけて長い長い手紙を読みました。
とてもとても長い手紙なので、たくさんの時間が必要でした。
わたしが彼女のブログを知ったのは、あーちゃんが2度目の入院をして、
てんがホテルにお泊りをすることになったその日です。
彼女は自身の入院・手術の為に、大好きな家族としばしの別れを書いていました。
その家族とはサザビーちゃんと、ララさんというパピヨンとペルシャの大好きな大切な家族です。
大切な家族を2ヶ月弱、兄とは言え、預けることになるという切なさを感じました。

その時わたしはまだ、彼女のこともサザビーちゃんや、
ララさんを取り巻く環境も何も知らずにいました。
彼女と家族との別れ。わたしにとってのスタートはそこからでした。
手術を無事に終え、退院してきた彼女は、戸惑っていました。
なぜなら、手術、抗がん剤治療によって、
髪の毛を失った彼女をサザビーちゃんは、なかなか受け入れようとしなかったのです。
淋しい想いをしていたのかもしれません。
気づくとわたしも彼女と同じ気持ちで戸惑っていました。
一緒にいることの大切さを改めて思いました。
それでも彼女に残された時間は、短いものでした。

サザビーちゃんが器官虚脱で生死の境を彷徨った時、
彼女は自分の手術はもうしない。家族とともにいる。と決意されました。
そのかわりに神様にお願いしたのです。
自分の命と引き換えに、サザビーちゃんを助けてほしいって。
それが彼女の行く道だったのです。
サザビーちゃんの状態も落ち着き、
彼女の状態も落ち着きを見せてきた11月下旬、激しい胸痛により緊急手術。
彼女はそれまでブログでは病状のことをあまり触れませんでした。

ただ担当医に「もう1度手術を」と言われたことだけを書き残してありました。
それからの日々の生活の中、我慢していたに違いありません。
痛みに耐えていたに違いありません。
彼女は寝たきりのままでした。
そして翌月12月2日、天に召されました。

普通、寿命を考えるなら。
どうあっても人間の寿命を考えるより、わんこやにゃんこが先です。
長生きしてもらいたいと思うけど。
よくて15年の命の期限。人間の生きる時間のほんのちょっと。
見送るのは人間です。
でも。
もし彼女のように。
命の期限が言い渡され、それが犬やねこより短かったら。
見送られる側だったら?
後に残されたこたちは、どうなるんだろうと思いました。
とても悲しくなりました。
怖くなりました。
彼女は辛くても悲しくてもブログを書き続けました。
それは今後、彼女がいなくなった後に家族をお願いする人に対する長い長い手紙だったのです。

自殺はしないでと彼女は言っています。
なぜならそれは、健康な人が考えることだから。
それすらもうらやましいと。
いじめ。
学校。
会社。
その場から逃げたっていい。
場所はそこだけじゃないってことを知って下さい。
死ぬ気になれば、どんな場所でも生きていけると。

クリスマス。
家族には、彼女の声の吹き込んだCDと洋服が届きました。
わたしたちには魔法のメッセージがblogに届きました。
今のブログは、日時を指定できるのです。
この日を待っていたようです。
涙が止まらないのは、こうなることを予感していたメッセージだったから。
それでも強く生きることを願っていた彼女のメッセージは、
命の期限がどんなに短くても精一杯、大切な家族に注がれた愛だったと思うのです。

わたしは途中からだったので、先日やっと「愛しのサザビー」を読み終えました。
今はお兄様が受け継いでいく「その後のサザビー」を読んでいます。
もし機会がありましたら、ぜひ読んでみて下さい。
切なくなったりもするけど、決して暗いことばかりが書いてあるブログではありません。
わたしもこんなブログをかける人になりたいです。

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Comments

私もゆっくり読ませてもらおうと思います。
1ページで彼女の人柄が伝わってくるようです。
ついつい友人のことを思い出してしまって
なかなか時間がかかりそうですが。

いのちってなんて重いんでしょうね。
生きているものすべての。

Posted by: はっぱ | January 10, 2007 01:37 PM

こんにちは、今、少しだけ読みました、私もゆっくり読もうと思います。
私も父とロッキーの事思い出してしまって。父が亡くなって暫くロッキーが散歩に行くたび父を捜してた事を思い出しました。(白髪の男性には父と思いついて行こうとした)。
健康で、我が三匹の愛犬達との暮らしを楽しむ為、私もダイエット頑張ろうかなあ。
昔はいじめられ自殺も考えた経験があるので、命の重さ、尊さを感じています。

Posted by: ふくろう | January 10, 2007 05:32 PM

はっぱさんへ

わたしも辛かったです。
出会ってすぐのことでしたので。
彼女のブログはあーちゃんと見ていたので、
なかなか事実を話せないでいました。
先日やっと話せたのですが、やっぱり辛かったです。

はっぱさんも、大切な人を見送ったのでしたね…。
今回紹介させていただきましたが、少し辛い内容ですね…。
ごめんなさいm(_ _)m

でも「なあちんさんの歌」素敵です。

Posted by: たまき | January 11, 2007 07:35 PM

ふくろうさんへ

こんばんは。紹介したのはいいけれど、少し辛い内容になってしまいました。
ごめんなさいm(_ _)m

わんこたちの健康ももちろん、飼い主さんも元気でいないといけませんね~。
わたしも改めて思いました。
昨日はカイカイの所為でぐったりしていたてんちゃんも今日は元気いっぱい走り回ってます。

Posted by: たまき | January 11, 2007 07:40 PM

私も昨日少しだけ読ませてもらいました。
ただ、読んでるうちに辛くなって昨日はコメント出来なくてごめんなさい。
でも、一生懸命最後まで生き抜いた彼女の印しとして私もこの長い長い手紙を最初から読んでみたいと思います。

いろいろ書こうとしたのだけど文がまとまらなくて、今はこれが精一杯なの。

ただ、お兄さんのブログが日々普通に進んでいってるのが何故かホッとしてます。
後に残されたものは頑張って生きないといけないのですよね。

Posted by: 姫子 | January 11, 2007 08:45 PM

姫子さんへ

こんばんは。紹介したのはいいけれど、姫子さんにとって、
とても辛い内容になってしまいましたね。
ごめんなさいm(_ _)m

わたしの言葉じゃ補うことは出来ませんが、
わたしもお兄様の明るさに救われました。
もし、あのままで終わっていたとしたら、もっと辛かったと思います。


Posted by: たまき | January 17, 2007 06:04 PM

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